にっきっ記

気軽に書いてる日記です。お気軽にどうぞ。

ヘイ、気分はご機嫌かい

10月のある晴れた朝、ペダルを漕ぐ。

じっとしていると肌寒いけれど、ペダルを漕いでいると寒さはどこかへ行ってしまう。

まだ力強さの残る陽射しが、肌と服との間の空気を温めて、それが僕にまとわりつく。ハンドルを握る手は、風に当たって冷たいけれど、体はもわっと暑苦しい。走りながら袖をまくる。

県道53号線から有間ダム方面に入ると、そこから一気に勾配は増す。上り坂だ。右手に武州世直し一揆の壁画、左手に売店やませみ、さわらびの湯へ通じる広場を見送りながら、なおも坂道を上る。左右には杉林。日陰にもかかわらず、朝の光は、林やアスファルトに描かれた路側帯の線や制限速度の数字を青く浮かび上がらせている。

坂を登りきると景色が開ける。ここは有間ダム。ダムによって出来た湖は、その名を名栗湖という。

こんな朝早くからおっちゃん達は釣りをしているし、クマタカを狙ってカメラを構えてるおっちゃんもいる。が、不思議とおばちゃんは1人もいない。

湖をぐるりと一周廻って、売店やませみでオレンジムースを食べて帰路につく。帰りはつーっと下り道。行きはひいひい帰りはよいよい。

ご機嫌な1日のはじまりなのだ。

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まあまあ、秋ですし。

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人間というのは自分が信じられるもののために命を燃やしたい生き物みたいです。好きな人にはチョコあげたいし、好きな歌手には手拍子やコールをしたいのだ。


逆に、自分が信じることが出来ないもののためにエネルギーを使うというのは、とても屈辱的なことです。好きでもない歌い手に合わせて手拍子をさせられるとか、まがい物を買わせられるとか、嫌いな人に従わせられるとかいうのは、いずれもとても屈辱的なことです。


しかしこの屈辱も、中毒になってしまう場合があるので注意が必要であります。居心地悪い人間関係をずーっと続けてしまったり、やらされることに慣れて自分のやりたいことが分からなくなっているけれども、その関係を変えるのが怖くなってしまったり。


力から逃れるということは自分の中に覚悟を持っているということです。力よりも先に、覚悟が必要です。

日常を喰われる

職場の同僚が、職場からの帰り道、向こうから来る車を避けようとして、3.4mくらいの高さの崖から川へ転落しました。このへんの夜は暗く、また、たまにガードレールのないところがあるのです。同僚はそこから落ちてしまったのでした。


その夜は、クレーン車のエンジン音や救急隊員の呼びかけや指示の声が飛び交いました。ふと息をつくと鈴虫やコオロギなど、秋の虫が相変わらず大合唱をしています。


同僚は頭や背中、あばら、腰などに大怪我をしてしまいました。今も治療中と思います。



彼女の怪我が無事良くなるように祈っております。




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花の秋

あの頃は青かったとか、黒歴史とか、そんな弱腰にならずに、「人間みんなそんなもんなのさっ!」と正面切って言うのさっ!と言いつつ昔の日記を見たら直視できないほどしょうもなくてウンコ出そうになるのさっ!


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そんなウンコの中から花は咲くのさ。



ウオッ本!

イチオシの本を紹介します。


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断片的なものの社会学  岸政彦  朝日出版社


現実の速度で書かれているなあと感じた本。

頭で考えたことを書かれたものは現実の速度よりも一歩遅い感じがするけれど、これは違う。本もここまで来れるんだ、と驚いた本(あんま普段本読まないから偉そうなこと言えないけど)。高校の教科書にも載るらしいよ。



あともう一冊。


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惡の華  押見修造  講談社


これは漫画。テレビアニメや舞台にもなったりして、結構有名みたいだね。グチャグチャな展開(それはもう、見ているこっちが目を背けたくなっちゃうくらい)になっても、作者が描き切っていることに、感動する。僕は読んでる最中「上手い!」を連呼しました。