にっきっ記

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恥ずかしながら、ザ・現在地

 年をとるにつれて自分が変わってきている。

 ああ、すっかり人間の大人になってしまった。子供の頃は大人になった自分を想像できなかったから、「きっと僕は大人になる前に死んじゃうんだろうな」ってぼんやり思っていた。想像出来なくても起こってしまうものは起こってしまうらしい。
 「自転車に乗っている時、車に衝突したとしても、当たる瞬間にサドルを蹴って舞い上がり、車を飛び越え、うまく回転して受け身をとれば、無傷で歩きだす自信がある」と僕は想像出来ていたのに、中学生の時実際に車と衝突したら腕を骨折してしまったのだ。想像できていても、出来ないものは出来ないらしい。とはいえ、自転車が大破するような事故だった割に腕の軽い骨折だけで済んだところをみると、あっという間のバタバタの中で、きっと僕のからだが僕を守ろうと色々やってくれていたのだろう。「からだ君、すげー!ありがとー!」と感謝感激する一方で「僕、これからは左右確認して運転するように気をつけるし、遅刻ギリギリの時間に家を出てパンをかじりながら自転車に乗るのはやめるよ。」と、からだ君の行き届かない領域で頭を使って配慮していこうと思う。意識的に頭を使うのはめちゃ苦手なのだが。

 わからんのだ、わからんのだ。保育の中で、「大丈夫だよー!」と受けとめてのびのびと育ちあうことがいいな、と思う僕もいれば、「そんなナマぬるいこと言ってらんねー!!」とすんばらしい絵を描いたり、ギター弾いたり、めちゃばかばかしくておもしろいもの作りたいなと思う僕も確かにいるのだ。どっちも僕。自分の生き甲斐のような「これだぁっ!」っていうものは見つからんのです。でもこういうのって、見つからなくても気づいたらその上を歩いていたりするものでもあるらしいのです。竹原ピストルも言っていた。「やってないことはきっと最初っからやりたくなかったことさ やっていることはきっと最初っからやりたかったことさ」って。
 わからん、わからんのです。「わからん」って言いながら歩いていくのもいいけど、そのせいで視野が狭くなるのも惜しいので、とりあえず目の前のことをひとつひとつやっていきたいなと思う。竜馬も何か見つかるまで、とりあえず剣術修行していたじゃないか。なんとかなるさ。
 なんとかなるのさとあぐらをかくのと、なんとかしようとオールを漕ぐのと、頭とからだのバランスをうまくやって、どこかに続く道に出たらいいな。