もう、8月がそこまで。
「デザイン」っていうと、オシャレで、ちょっとムズカシイ響きにきこえるな。
「やりかた」っていうとカンタンな気がする。
たとえば、重い荷物を持つとき、背骨を曲げて腕を伸ばした状態(身体の重心と荷物の重心が遠い状態)で荷物を持ちあげようとすると、腰に負担をかけて痛めてしまうことがある。一方、荷物を身体に引き寄せて持ち、背筋をまっすぐにして、そのまま立ち上がるようにして持ちあげると軽く持てて腰に負担がかかりにくい。
材料は何も変わっていないんだけれど、それらの使い方、やりかたを変えることで機能や性質や効果などが大きく変わる。デザインの持つ力の核心ってここだと思う。
で、心構えや意識の部分のデザインを変えると、ものの見え方が大きく変わってくる。この頃は自分を客観的な視点で見ることで、会話、演劇、場づくりなどなど、いろんな場面で、その時のものの見え方が、自分のことでいっぱいいっぱいになっている時と大きく変わることに気づいていっているよ。
話は変わるけど、こういう意識のデザインの変更を重ねながら大人の感性は子供の感性から離れていくのかなあ、と思う。どんどん変わっていって、成長したいなと思うけど、子供たちの気持ちに共感できる自分のままでいたいなあ。