わっしょい
僕はいま27歳。
これまで生きてきて、いろんな選択をしてきたけど、ひとつ、守り続けてきたものがあるとするならば、自分を好きで居続けたことのような気がするよ。
言い方を変えると、自分のセンスを信じ続けていると言うことができる気がする。
最近見つけたいい言葉に、「人は音楽だ」というのがある。
明るい曲、暗い曲、サラッとした曲、コッテリしたクセのある曲、明るいと見せかけて冷めている曲。いろんな曲があるし、また、その一曲の中にも色んな面がある。それはそっくりそのまま人間に例えることができて、色んな性格の人がいて、また、一人の中にも色んな面がある。言葉で人を表すのでなく、音楽に例えるってことは感覚的にしっくりきて、僕はこの「人は音楽だ」理論が好きになった。
また、具体的に人を思い浮かべて、音楽に例えてみるのも面白い。J-popのあのイケイケな曲のような人、フォークソングのあのナンバーのような人、元気のない人を励まそうというコンセプトで作られたであろうあの曲などなど、いろんな曲が思い浮かぶ。
これのミソは、どんな人も音楽であるってことだな。あんたは音楽じゃねえ、って人はいないのだ。
もしその人のことを音楽として見れないってのなら、それはきっと、曲を知らないか、その人と深いところで関わってないんだろう。
人は音楽だ。
その人がその人らしい音を出せたらきっと美しいのだ。