にっきっ記

気軽に書いてる日記です。お気軽にどうぞ。

真夏を食べるのだ。

セミはアホだ。

特にアブラゼミ

天敵からいかにも見通しのいい所でジージー鳴く。走ってる車の下に飛び込む。電柱に留まる時なんて、爪が引っかかるまで当てずっぽうにガツンガツンとタックルしている。アホだ。

長い地下生活を終えて、羽が生えて、大声も出せて、メスもいっぱいいて、いいことづくめ。彼らの、地上での生活を言葉で表すと「いやっほー!」だ。地に足がついていない。そしてそれを地でいっている。浮かれるのは結構だが度を過ぎている。

そもそも種族としての戦略が「質より量!」みたいなところがある。色は茶色くて、生産性重視って感じするし、鳴き声も「聞こえればいいや」みたいなテキトーな感じだし。

トンボの飛び方とかハチの生活スタイルから学ぶものがあると思うんだけどなあ。いや、もっと近場で、ミンミンゼミやヒグラシでもいい。デザインを今から変えるのは大変で時間もかかるだろうから、せめて彼らの警戒心だけでも、少しは参考にしてみてほしい。生存率がかなり上がるはずだ。

でも…もし僕がアブラゼミと会話できるとして、そんなことを彼らに言ったら、アブラゼミの奴は「わかってらぁ、わかってらぁ!」とそっぽ向きながら叫んで、放尿しながら車に突っ込んでいくんだろう。

僕はそんなアブラゼミが大好きです。f:id:posto492:20170810111658j:plain