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今日は死んでしまう夢を見た。
車にはねられてだか、心臓が止まってしまってだか、夢だから途中で変わってしまったりしたけれども、とりあえず、若くして死んでしまったのだった。日付は7月1日であった。
死んでしまったので、棺桶やらの手配は両親がやってくれた。
死んでしまって、僕は人の殻を脱いで、命そのものの状態になった。大きな命から小さな命になった。アリくらいの大きさ。
僕は死んでしまったんだけれども、周りの生きている人は悲しんでいるというよりも、無理しちゃったんだねえ、とゆったりとした様子であった。